学んだことから『I like apples.』を考える。

f:id:mdreon11:20200621150324j:plainPhoto by Matheus Cenali on Unsplash

 

前やっていたブログから英語学習の記事を再編集して載せています。

この記事を書いてから4年以上たっていますので、その分情報量も増やして書いていきたいと思います。

 

 

名著『日本人の英語』について

日本の英語学習者の定番本といっても差し支えない『日本人の英語』
外国人筆者であるマーク・ピーターセンが添削などを通して見つけた、日本人の典型的な英語のミス。主にその中に潜んでいる英語と日本語の考え方の違いに焦点を当てている本となります。


基本的な「a」と「the」の使い分け、単数と複数、前置詞や副詞などの考え方などを、知っていればいろんな場面で応用がきくと思います。
今回は、『日本人の英語』+『一億人英文法』と海外のgrammar知恵袋を見ながら、I like apples. -私はリンゴが好きです。- について考えていきたいと思います。

 

I like apples.

f:id:mdreon11:20200621150500j:plainPhoto by Benjamin Wong on Unsplash

 

最も正しい形といえます。

なぜ複数形になっているのか。これは簡単ですね。りんごには赤リンゴだけでなく、青りんごとか沢山種類があって、きっとこの文を発している人はリンゴであれば何であろうと好きだからです。
ちなみに英語では複数形が基本らしいです。(一億人より)

 

I like an apple.

f:id:mdreon11:20200621150638j:plainPhoto by Sincerely Media on Unsplash

 

明らかな間違い、というわけでもないらしいです。ただ、相手を混乱させるかもしれない一文になります。

例えるなら、双子が小説に出てきたけど、一切双子要素が扱われない感覚のような。

相手は種類だとか個数だとかがたくさんあるリンゴのうち、1つだけ好きなんだろう、とか考えます。写真のように、リンゴの概念ではなく、物体としてリンゴを考えています。

多分モヤモヤするはずです。
何で1つのリンゴが好きなのかわかりませんから。

1つに限定するからには理由がある、ということですね。

例文からは離れますが、I bought an apple.であればa/anが必要なことはわかりやすいですよね。この例文であれば、複数ではなく1個のリンゴしか買っていませんから 。

 

I like the apple.

theは君も私も知ってること、みたいな感じなので、いきなりthe ~ってやるとその名詞に対してピンッとくるもの、つまり一般的なその名詞のことを指していると思われます。だから、the sun とか the earthとかになります。1つしかないし、皆すぐにピンとくるものですからね

なので、リンゴ一般について学術的に語るときに使われるのかなと思います。

The apple is red 「(一般的な)りんご(というもの)は赤いです」

りんごが好き的な意味合いなら、
I like the apple he gave me.
みたいに特定する文章をつけることで正しくなります。 

 

I like the apples.

 特定する文章、状況がなければ正しくないと思います。

 

I like apple.

f:id:mdreon11:20200621150954j:plainPhoto by Louis Hansel @shotsoflouis on Unsplash

 

 

無冠詞っていうのは複数、無可算、リストアップとかで使われます。
もし、I like apple.と言えば、無可算、無可算ということは形がないということになります。
そうすると、リンゴの香り、すりおろし、切られたもの、などが浮かぶようです。
一億人英文法の中に書いてありました。

He ate a piece of apple.

「彼は(切り分けた)りんごの一切れを食べた」

appleを不可算として使ってるから、恐らくすりおろしたり、切ったりしたんだろうなって考えます。

ちなみに、調理すると無可算になり、数えたいなら、a piece of appleとかになったりします。

文語だとappleとなりまだわかりやすいですが、口語だと企業のAppleと勘違いされるかもしれません。

 

まとめ

 

文章を書くときなど、ついつい気になってしまう冠詞について説明しました。なんとなくですが、わかったでしょうか?

ぜひ文章を書くときに意識してみてください。